資金繰り改善
資金繰り表
資金繰り改善の第一歩は、キャッシュの把握です。
いまいくらあるのか。毎月いくら使って、いくら入ってくるのか。これを把握する必要があります。
キャッシュの把握というと、キャッシュフロー計算書が有名ですが、キャッシュフロー計算書は中小企業には難しすぎます、
弊社はキャッシュの把握のために、資金繰り表の作成を提案し、資金繰り表作成補助を行っています。
キャッシュフロー体質を作る(利益を増やす)
キャッシュフロー体質を作るためには、損益計算書で利益を増やし、貸借対照表で現預金を増やす必要があります。
損益計算書で利益を増やすためには、売上を増やす・利益率を上げる・人件費を下げる・減価償却費を下げる・諸経費を下げる・支払利息を下げるこ必要があります。
売上を増やすために、どのお客様に、どの商品を販売するのか、いつ販売するにか、販売方法はどうするのか、ヒアリングします。
利益率をあげるために、儲かっている商品・サービス、儲かっていない商品・サービスを算定します。(儲かっていない商品・サービスは、安易に辞めるのでなく状況を確認して経営判断を促しています。)
人件費を下げるために、労働時間の短縮は出来ないか提案します。
減価償却費や諸経費を下げるために、車などの購入からリースへの変更などを提案したり、電力会社のチェックなどをご提案します。
支払利息を下げるために、金融機関を変える・金利交渉を促すなどの提案をしております。
※ 既に手遅れのケースもあります。
キャッシュフロー体質を作る(現預金を増やす)
現預金を増やすためには、買入債務を増やす・借入金を増やす・資本金等を増やす・売上債権を減らす・在庫を減らす・固定資産を減らすことを検討する必要があります。
弊社の提案例
- 買掛金・支払手形を増やせばそれだけキャッシュが残りますので仕入条件の変更や新たな仕入先を見つけることをご提案しています。
- 金融機関の借り換え、借入金の統合に合わせて融資を増やすことやをクラウドファンディングの利用ご提案しています。
- 新たに出資してくれる方がいないか、社長の借入金を資本金に振り替えて体質改善を図れないかの提案をしています。
- 売掛金・受取手形を減らせばそれだけキャッシュが残りますので条件変更や新たな得意先を見つけることをご提案しています。
- 適正在庫であるか、デッドストックや過剰在庫になっていないか確認をお願いしています。
- 不必要な固定資産の処分やリースへの変更を提案しています。
ティーチング・コーチング
既に銀行や信用金庫からの借入をしている方ならわかると思いますが、銀行や信用金庫に融資を受ける際、税理士が貴社の数値の説明をしてくれますか?
仮に税理士が説明したとしても銀行側が重要視するのは、社長が自社をどのように見て(試算表をどのように説明し)、今後どのようにしていくのか(過去の結果を踏まえてどのように改善していくのか)という点です。
毎月の試算表の説明を税理士から受けている方は、銀行等への説明がうまくいきません(うまくいかなくて当たり前です。)。
弊社は、毎月の試算表説明を経営者が行えるようにティーチング・コーチングを実施しております。
税理士に対して「今月は○○社に対して××の売上があったからこの金額」と説明(忘れそうなら手帳にメモを入れるたりして)していただくことで、その数値に基づいて、どう経営していくのかを話せるように指導しています。
財産形成
資金繰りが改善されてきたら、以下のような点を検討していただいております。
- 仮に一カ月売上がなかった場合(売掛金が回収できなかった場合)、いくらの金額があれば会社を維持できますか?(これらの金額は、現金や普通預金で保有するように指導しています。)
- 大口案件を受けるためには、通常維持する金額にどれくらい上乗せすればいいですか?(これらの金額は、定期預金にあずけるように指導しています)
- 社会保険、労働保険、法人税や消費税の予定納税、源泉所得税、住民税の納税時期はいつで、いくら必要ですか?(予定納税額は、事前にお知らせしています。)
- 設備投資は、何年後に行い、いくら必要ですか?
これらの質問をクリアーできた段階で、退職金などの財産形成を本格的にご提案致します。
退職金=生命保険ではありません
財産形成・節税を考える場合、退職金がまず浮かんでくると思います。
そして退職金用に生命保険に入っている方がほとんどだと思います。
では、いまかけている生命保険、掛けた金額が100%かえってきますか?昔は100%以上かえってくる保険があったのですが、現在はほとんどありません。
退職金をかんがえるのであれば、生命保険の前にかけるべきものがあります。
弊社は、その部分からご提案致します。