小規模事業者持続化補助金採択のコツ7

小規模事業者持続化補助金を申請してみた ⇒ 採用されました その7

経営計画書について一通り見てきましたので、次に補助事業計画書に入っていきます。

 

補助事業計画書

 

補助事業計画書は、作成した経営計画に沿って地道な販路開拓として何を行い、どのような効果があり、具体的にはいくらぐらいかかるのか(補助金の対象となる金額はいくらあるのか)を示す書類です。ホームページ制作、販売パンフレット作成、折込チラシやWEB広告(リスティング広告)といった具体的な販促宣伝活動を記載していくわけです。

 

書き始める前に

 

ここで注意してほしい点が2つあります。

ひとつは、補助事業計画書は「作成した経営計画に沿って~」という点です。ホームページ制作などの販促宣伝活動は、あくまで「手段」です。では、ホームページ制作などを行う理由、いわゆる「目的」は、どこに書かれているのでしょうか?それは、経営計画書に書かれています。自分が書いた経営計画書を第三者が読んで、自社の課題ととるべき対策という「目的」が読み取れなければ意味がないということです。その作成した経営計画(目的)に沿って書くわけですから、経営計画書との整合性に注意し、より細かく記載する必要があると思ってください。

 

もうひとつは、加点審査である点です。既に説明済みですが、以下の補助事業計画の加点要素を確認してください。

 

補助事業計画の有効性

◇ 補助事業計画は具体的で、当該小規模事業者にとって実現可能性が高いものとなっているか。

◇ 地道な販路開拓を目指すものとして、補助事業計画は、経営計画の今後の方針・目標を達成するために必要かつ有効なものか。(共同申請の場合:補助事業計画が、全ての共同事業者における、それぞれの経営計画 の今後の方針・目標を達成するために必要か。)

◇ 補助事業計画に小規模事業者ならではの創意工夫の特徴があるか。

◇ 補助事業計画には、ITを有効に活用する取り組みが見られるか。

 

積算の透明・適切性

事業費の計上・積算が正確・明確で、事業実施に必要なものとなっているか。

 

補助事業で行う事業名

 

補助事業で行う事業名は、補助事業の内容を誰がみてもわかるように書きます。専門用語や一部の業界関係者しかわからない固有名詞等を使わないでください。また、補助事業で行う事業名は、30文字以内という字数制限があります。30文字を超えると減点される恐れがありますので、注意してください。

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