小規模事業者持続化補助金採択のコツ8

小規模事業者持続化補助金を申請してみた ⇒ 採用されました その8

販路開拓等の取組内容

 

【公募要領】に記載例から、販路開拓等の取組内容について、・取組内容・取組方法・これまでの自社の取組と異なる点(他社の取組と異なる点)・創意工夫した点・特徴を記載することがわかります。加点審査の内容の際にも触れましたが、この欄は、「具体的」「実現可能性」「必要性」「有効性」「創意工夫」「IT」を意識してください。

取組内容・取組方法は、審査員がこの内容であれば「この経営計画の今後の方針・目標を達成できる」と思わせるように、「いつ、(誰が、)何をするのか」を明確にしてください。その際には、取組内容・取組方法がこれまでの自社の取組と異なる点(他社の取組と異なる点)・創意工夫した点・特徴を加味して記載します。さらに、「具体的」で「実現可能性が高い」と思わせるために、取組内容と実施時期を明確にした補助事業のスケジュール表や看板などの設置予定場所を示した写真を加えるとよいでしょう。

これまでの自社の取組と異なる点(他社の取組と異なる点)は、経営計画書を記載していればあまり苦労せずに加味して記載出来ます。しかし創意工夫した点は、苦労される方が多いです。創意工夫した点は、配布するポケットティッシュに割引券を1枚ではなく2枚入れるなど小規模事業者ならではのレベルでかまいませんので記載できるようにしてください。

(募集時期によって異なる可能性がありますが、今回は、販路開拓等の取組内容に「買物弱者対策に取り組む事業」として車両購入費を計上する欄がありました。該当する場合には、指示に従って記載してください。)

 

業務効率化(生産性向上)の取組内容

 

業務効率化(生産性向上)の取組内容欄は、販路開拓とあわせて「サービス提供等プロセスの改善」と「IT利活用」を行う場合に記載する任意記入欄です。

「サービス提供等プロセスの改善」の取組事例は、・業務改善の専門家からの指導、助言による長時間労働の削減 ・従業員の作業導線の確保や整理スペースの導入のための店舗改装などです。

「IT利活用」の取組事例イメージは、・新たに倉庫管理システムのソフトウェアを購入し、配送業務を効率化する・新たに労務管理システムのソフトウェアを購入し、人事・給与管理業務を効率化する・ 新たに POS レジソフトウェアを購入し、売上管理業務を効率化する・ 新たに経理・会計ソフトウェアを購入し、決算業務を効率化するなどです。

業務効率化(生産性向上)を行わない場合は、記載しないでください。 ちなみに、会計事務所や税理士事務所が新たに経理・会計ソフトウェアを購入し決算業務を効率化しても、業務効率化(生産性向上)とは認められませんのでご注意ください。

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