平成28年度第二次補正予算の小規模事業者持続化補助金【追加公募分】の申請を行い、採択されました。現在進行形で採択後の行動をとっていますので、申請のポイント、採択後の行動及び申請段階でやっておけばよかったと思える点などを数回に分けて書いていこうと思います。(実体験を書いている関係上、多少文章がフランクになることをお許しください。)
申請の経緯
いわゆる「認定支援機関」に登録している関係で他士業の先生から補助金の相談を受けることがあります。よく聞かれるのが小規模事業者持続化補助金の相談です。人によっては申請書のコピーを持ってきて「この内容で駄目だったのだけど、どう思う?」と聞かれます。この書き方では加点されないだろうなぁと思いつつ、その都度アドバイスを送っていました。
2017年5月初旬、調布市商工会からお電話がありまして、「平成28年度第二次補正予算の小規模事業者持続化補助金【追加公募分】があります。中井先生、応募してみませんか?」と言われました。正直、認定支援機関に登録している人間が申請しては駄目だろうという思いと5月の下旬に私事で忙しくなることも明確だったので、5月16日にいったん商工会に申請しない旨をお伝えしました。その後、追加募集のため申請者が少ない点・ノルマではないが申請件数などが発表されるため実績をあげる意味でご協力していただければといった裏事情をお聞きしたため、10日前後で申請書を作成しました。
運も関係する申請の結果
中井の申請は、平成29年7月27日付で採択されました。採択結果は、もともと7月上旬に発表されるという裏情報があったのですが、九州地方の豪雨被害の関係で7月下旬まで延期されたそうです(九州地域の方を優先的に採択するという配慮がされたようです。なお、九州北部豪雨災害対策型の持続化補助金も公募され、9月29日に第1次受付締切分 採択者一覧が公表されています)。今回の小規模事業者持続化補助金は、追加公募分であったため申請者が少なかった点と豪雨の影響で採択結果に若干の影響があったようです。(実はこの文章を書いている段階で、この発表延期がボディブローのように効いてきています。気が向いたらそのことも書こうと思います。)
小規模事業者持続化補助金とは
小規模事業者持続化補助金とは、小規模事業者が、商工会議所・商工会の助言等を受けて経営計画を作成し、その計画に沿って地道な販路開拓等に取り組む費用の2/3を補助する補助金です。地道な販路開拓を目的にしているため、ホームページ制作・販売パンフレット作成、折込チラシやWEB広告(リスティング広告)といった販促宣伝活動や店舗改装などにも使える使い勝手の良い補助金と言えます。さらにものづくり補助金といった大型補助金や助成金と比較すると、申請書の種類も少なく、(中井の作成時間を考えていただければわかると思いますが)事務作業も比較的軽いため、補助金のなかでは入門編という位置づけの補助金です。