小規模事業者持続化補助金採択のコツ6

小規模事業者持続化補助金を申請してみた ⇒ 採用されました その6

経営方針・目標と今後のプラン

 

【公募要領】に記載例から、・今後の経営方針・今後の経営目標・今後のプランを記載しなければならない点が読み取れます。

 

経営方針を説明するには、経営理念の話を書かなければなりません。誤解を恐れずに言うと、経営理念は、事業を行う理由・会社が存在する目的です。お金を稼ぐためという側面もあるかもしれませんが、それでは補助金はおりません。技術を用いて福祉に役立つとか、地域に貢献するとか、その事業を始めたきっかけや解決してあげたい・よくしてあげたいと思ったこと、そういう側面(理念)から考えてみましょう。それを考えたら、次は経営方針です。

経営方針は、そうした理念を実現するためにどのように活動するかの方針を指すことです。

経営理念が既にあるのであれば、その経営理念を使えばいいですし、ないのであれば上記の考え方で考えてみてください。そして経営方針を書く際には、「今後の」という点と補助金申請のためのという点を意識して、補助金申請の対象とした事業をどのような方向性(=あるべき姿)でどういう風に進めていくのかを書いてください。

 

今後の経営目標は、ターゲット(誰に・何を・いくらで・どのように提供する)をさだめ、そのターゲットに対してどのようにアプローチしていくか、そしてそのアプローチの結果(=目標数値)を記入してください。数値目標はあくまでも目標なので、仮に達成できなくでも構いません。但し、あまりにも過大な目標にしてしまうと計画自体の実現性を疑われる恐れがありますので、現実的に達成できる範囲の目標として下さい。

 

今後のプランは、今後の経営目標で記載したアプローチをより具体的(いつどのような行動をするのか)にアクションプラン(=行動計画)として書いていきます。書く際には、お客様に商品やサービスを提供することで、お客様が得られるメリットは何なのかについても、具体的に記載します。こちらも文章だけでなく、取組内容と実施時期を明確にした表を添付してください。(今後の経営目標と今後のアプローチを分けて説明しましたが、まとめて記載しても問題ありません。)

 

ここまで記載したら、いったん初めから読み直してみてください。読み直す際のポイントは、話の内容に一貫性があるか、加点要素がもれなく記載されているかです。補助事業計画書を書き終わった段階で再度読み直しを行いますが、この段階で一度確認すると訂正がしやすいです。

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