補助事業実績報告書と経費支出管理表のポイント

小規模事業者持続化補助金を申請してみた ⇒ 採用されました その12

今回は、小規模事業者持続化補助金に係る補助事業実績報告書と経費支出管理表のことを書いていきます。

 

実績報告書

補助事業実績報告書は、書き方の見本が配られますのでそれに沿った形で記載すればいいのですが、書き終わったら以下の点に注意を払ってください。

 

印鑑

・補助事業実績報告書で使用された印鑑は、申請書で使用されたものと同一であるか

事業の具体的な取組内容

・本事業により販路開拓等に取り組んだ内容が具体的に記述されているか

・上記に記述した内容は、申請内容と比較して矛盾なく説明されているか

事業の具体的な取組内容を記載する際には、数量や期間などの客観的な数値の記述が必要です。申請段階で計画していた内容に変更があった場合、その理由等の記述又は変更申請書の提出が必要です。

例えば、リスティング広告を利用した場合、事業実施期限までに支払いと事業の遂行が完了したもののみが補助金の対象となる関係からクレジットカード払いではなく、事前口座振込をすることが多いです。その場合には、何月何日に前払いで暫定額として○○円振り込んだこと、その金額のうち補助金として経費計上できるのは、実施期限である〇月と〇月のクリック数に応じた金額○○円であり、その金額を経費計上した旨を記載するという形です。また、リスティング広告の場合、実際のクリック数によって経費に計上できる金額が確定するため、計画段階の予算金額と大幅にズレることがあります。その場合には、金額がズレた理由の記載も必要になりますので注意してください。

事業成果

・事業成果を数値を用いて具体的に記述しているか

顧客の反応や増加率等、成果が発生した示した上で記述する必要があります。

本補助事業がもたらす効果等

・本事業がもたらす今後の効果について記述されているか

将来的な効果の予測を含めて記述する必要があります。

 

経費支出管理表

経費支出管理表は、経費内容によって注意点が異なりますが、共通する注意点は、以下の通りです。

・各証票は番号ごとに分類されており、必要な証拠書類は全て揃っているか

・各証憑の証拠書類の日付は、前後関係に矛盾がないか

証拠書類の日付は、提出前にあわてて業者に作成依頼すると日付が前後していることが多々あるそうです。その部分は最低限チェックをする必要があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です