実際に書き始める前に
【公募要領】の審査の観点を確認すれば、申請書は、加点すべき点を(できるだけ)もれなく記載する必要があることがわかるはずです。(商工会などのサポートを受けていない方は、この部分の加点要素が少なく、採用されないと推測できます。)
【公募要領】に直接書かれていないことも推測できることがあります。それは、審査があるということは、審査員がいるということです。審査員は、あなたの業種・業態に詳しい方であるとは限りません。なるべく具体的にわかりやすく書く以外にも、小見出しを付ける・箇条書きを使用する・表にする・写真を入れるなど審査員が読みやすく加点しやすくする配慮をすべきです。さらに、誤字・脱字・変換ミスは、減点されるか場合によっては不合格でも文句は言えません。
経営計画書の記入
補助金初心者は、申請書の記載見本があるだけでも安心します。 記載の際には、【公募要領】に記載例がありますので、それを参考にして記載します。
応募者の概要
ここでは、名称(商号または屋号)、法人番号、主たる業種や業種番号などの基本的な情報を記入します。※印部分に、法人番号は、個人事業主は「なし」と記載することなど注意点が書かれています。しっかり読んで記載してください。空欄のままで構いません。
チェック欄は、全ての申請者がチェックする欄、法人のみがチェックする欄、代表者の平成29年4月1日現在の満年齢が「満60歳以上」の場合のみがチェックする欄と、申請者によりチェックすべき欄が異なってきますので、注意してください。(加点事由になるチェックもありますので、指示に従ってチェックを付けてください。)
企業概要
【公募要領】に記載例は、かなり簡易的に書かれています。他社と差をつけるために、審査員の読みやすさを考慮して、小見出し・箇条書きで記載するとよいでしょう。【公募要領】に記載例からは、記載内容のヒント{具体的には、「開業年月日」、「業種」、「店舗(業種によっては事務所)の場所・立地・規模」、「営業時間」、「組織構成」、「売上・利益の大きいサービス」「売上構成」「利益構成」「事業概要」「サービス内容」 }を読み取ります。
網掛け欄からは、審査員がこの企業概要を通して、現時点の主要顧客(主要ターゲット層)、主要商品・サービスの価格帯、ビジネスモデル、販売方法、売上・利益の状況を把握しようとしていることがわかります。これを意識して書いてください。